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「 Sports 」
サッカーは、小学生のときに始めて以来、真剣に取り組んだこともないが、断続的に続けている。
一向に上手くならないので、自分でも嫌になるし、恥ずかしくもあるが、やれば爽快である。
スローンにも、MITのサッカー部とは別に、ビジネススクールの学生だけによるサッカー部があり、HBSその他ボストン地区のビジネススクールを中心とした学生と対外試合もしている。毎週金曜日に行われるその定期練習に、今日始めて参加した。

練習はMITのグラウンドで行われる。グラウンドはサッカーのフルコートが4面ほど取れる広さで、一面芝が植えられていて素晴らしい。私の住むWestgateのすぐ隣にあるのもありがたい。毎日その脇を通って通学していたが、足を踏み入れるとその素晴らしさをより強く感じる。

皆それなりに技術レベルが高く、何より体力があって、ついていくのに必死だが、やはりボールを追うのは面白い。日本人(あるいはアジア人)は私だけで、あとは南米人が多く、他に米国人、イタリア人、ウクライナ人などが参加している。南米やイタリアの連中には、名前だけで負けてしまいそうだが(メンバーの一人に「リカルジーニョと呼んでくれ」と言われたときには、場違いが過ぎたかと思った)、確かに上手い。判断が
早く、プレッシャーが厳しい。なかなかボールに障れない。
授業の関係もあり、また午前中雨だったためか、最初は練習に参加している人数が少なかったが、その数も次第に増え、20人を越えてからはフルコートサイズでの紅白戦となった。日本ではこのところフットサルしかやっていなかったので、随分と広く感じる。走り出すと、その広さは尚更痛感される。ボールも人も、遠い。老体に鞭打って走る気分である。40歳の三浦知良の偉大さを思い知った。

満足のいくプレーができないまま2時間の練習を終えたが、身体は心地よく消耗していた。毎週続ければ、もう少しマシな動きになるだろうか…。

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Boston Red Soxがア・リーグ東地区優勝を決めた。深夜のボストンの街は狂喜した群集がそこかしこの街角で奇声を発し、異様な興奮に包まれた。そしてそれ以上に、優勝が決まった瞬間の球場Fenway Parkは、この優勝決定に至る当日の特殊な流れのために観衆が熱狂的なファン2,000人程度に絞り込まれており、ある種の濃縮された高揚感と臨場感を味わうことが出来た。
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金曜日の午後だった。今日が松坂大輔の今年のレギュラーシーズン最終登板であることに気づき、とにかくFenway Parkに行ってみよう、ということで家族と、同期の日本人TK君と一緒に当地に向かった。自宅からFenway Parkまではタクシーで10ドルとかからない距離ながら、なかなかタイミングを見つけられないうちにシーズンも最終盤になっていた。

球場に着くと、当日券販売の窓口は見たところ3箇所しかなく、そこに400メートルほどの二列縦隊の人の列が続いていた。現在16時過ぎ、試合開始は19時である。列に加わり、当日券が入手できる幸運を願う。別の友人HW君は先頭から150メートルほどのところにいて、当日券入手のための整理券を持っていた。どうやら先頭から200メートルほどのところまでは整理券が配られているようだ。列のそれ以降の人々には、
「これは当日券購入のための列だが、あなた方はチケットを入手できるという保障はない。それを了解できるなら、並んでいてくれ」
というアナウンスが係員から繰り返し入る。17時を過ぎると、列から去る人も出始めた。先日のサッカー観戦の際の悪夢がよみがえるが、そうはいっても並ばなければチケット入手の可能性はゼロなわけで、またホットドッグやチームグッズの店・屋台の並ぶ沿道の雰囲気も悪くなく、列から去る気はしなかった。
そうこうしていると、テレビ朝日の取材クルーが、「日本人の方ですか?取材させていただいてよろしいですか?」とアプローチしてきた。

TV「今日松坂が勝つと、日本人最多勝の15勝目ですね」
私「そうですね、頑張ってほしいですね」
TV「今日レッドソックスが勝って、ボルチモアの試合でヤンキースがオリオールズに敗れれば、レッドソックスの地区優勝が決まりますが、今のお気持ちは?」
私「えっ!そうなんですか!?」
TV「・・・ええ、そうなんですが」

衝撃的な事実。アホな会話で取材のネタとしてはボツであろうが、知っておくべきことを知った。これは並ぶしかない。
18時過ぎ、「158ドルのVIP席が空いているがほしいやつはいるか」と係員が列に声をかけてまわる。少々高いが、通常席でもインターネットのダフ屋で前売り券を買うと200ドルはすること考えれば、悪いディールではない。さっそくとびついて、チケットを入手した。
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入手した席は内野で、最上階に近い。球場に入ると、ビールやグッズなどの誘惑に駆られながらも、まずは上を目指す。4階か5階まで上ったところがVIPゾーンになっていて、飲食物の購入はこの内外で分けられている(持ち込み不可ということ)。就いた席は三塁側のベンチ上最上段の前から2列目。米国の球場は傾斜が急なため、マウンドがすぐそこに見え、Red Soxの一塁側ベンチもよく分かる。感動していると係員の女性が現れて、自分がこのゾーンの担当なので、食べ物・飲み物が欲しかったら自分に言ってくれ、という。よく見ると、手元のドリンクホルダーにはメニューリストが置かれている。流石VIP。さっそくビールやバーガーを注文する。
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直後に選手紹介、続いて国歌斉唱。すばらしい流れだ。米国国歌は非常に良く出来た国歌だといつも思う。斉唱時にはいつも皆が興奮とナショナリズムに包まれる。

そしていよいよ試合開始。先攻はAwayのMinnesota Twins、そして声援に迎えられて松坂大輔がマウンドに上がる。
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注目の第一球は見逃しのストライク、そしてそのまま三球三振。
続く二番打者もフルカウントからファールで粘られながらも空振り三振、そして三番打者はセカンドゴロで、1回表を三者凡退に斬ってとる。まさに上々の滑り出しである。届いたビールも美味い。

続く1回の裏は、あっという間に先制点が入る。2アウトから三番に入ったOrtizがレフトに二塁打を放ち、続く四番Lowellのセンターへのヒットであっさりと生還する。さらに五番J.D.Drewもレフトに二塁打を放ち、Lowellが生還して2点先取。球場は序盤から大盛り上がりである。

2回、松坂は二人目のCuddyerにヒットを許すも、後続を抑えて零封。さらに3回の表も三者凡退に抑えると、その裏にRed Soxは四番Lowellのタイムリーで1点追加。楽勝ムードである。

松坂は6回まで零封。Rex Soxその裏にもYoukilisのタイムリーでLowellが生還し、4対0。ただしこのあたりから松坂が崩れることが多いので、油断はできない。案の定、7回もマウンドに上がった松坂は、先頭打者への初球をスタンドに運ばれてしまう。この回さらに1点を失い、4対2。しかしこの日はストライク先行の投球が認められたのか、ピッチャー交代とはならず、8回も投げきる。8回を投げ打者30人に対し2失点。完璧とはいえないが、先発の責任は十分果たしたと言って良いないようであろう。

試合はこの後、8回裏にOrtizがソロアーチを放ち、9回をJonathan Papelbonが注文どおりの三者凡退に抑えて、Red Soxが5対2で勝利。マウンド上のPapelbonはいつものガッツポーズ、球場全体も勝利をたたえる声援で震えた。

しかし、
本当のクライマックスはここからだった。
ボストンでの試合終了時点で、BaltimoreのOrioles対NY Yankeesは、8回の表まで終わってYankeesが9対6とリードしていた。いつもどおりならば、このまま最後は守護神Riveraが抑えてYankeesの勝利、となりそうな展開だが、今夜はここでどちらが勝つかに、Red Soxの優勝が今日決まるかどうかがかかってる。半分以上のファンは席を立って家路を急ぎ始めたが、一部は左翼の有名な高壁Green Monsterに掲げられたスコアボード(他会場の結果は係員が数字の書かれたボードを手で差し替えながら伝える)を見つめていた。すると、バックスクリーンに"Let's see if Orioles can work some magic"の文字とともに、Baltimoreの試合経過を伝える中継画像が映し出された。これは見ないわけにはいかない。さらに階下を見ると、一階の内野席に空きが見られ、どうやら出入りができるらしい。幼い娘には申し訳ないが、最後まで結末を見届けようと、皆で一階席に向かった。

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一階席は、コアなファンに一部日本人らしき客が混ざり、じっとバックスクリーンを見つめていた。
8回の裏、Oriolesは無得点。
そして9回、やはりYankeesは守護神Riveraを投入。万事休すか、と思われたが、Oriolesは脅威の粘りを見せ、2アウト満塁にまで持ち込む。
Fenway Parkは"Let's go Orioles!" "Let's go Baltimore!"の大合唱、400マイル彼方で奮闘する弱小チームに必死の声援を送る。
そしてこの声が届いたのか、八番Paytonがカウント1-2から走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、9対9の同点!試合を延長戦にまで引きずり込む。
Fenway Parkは大興奮。優勝の可能性が俄かに高まったと思われ、テレビクルーや球団関係者がフィールドに現れ、一緒に試合の行方を見守る。
そして延長10回の裏、Yankees抑えのRiveraを攻略したOriolesは後続を攻め、1アウトから二番Redmanがスリーベースを放つ。犠牲フライでもスクイズでも、とにかく三塁ランナーを生還させればOriolesのサヨナラ勝ちとなるシーンで、Yankeesは続く三番、四番打者を連続敬遠し、満塁策をとる。
続いての打者は三振に倒れ、これで2アウト満塁。Fenway Parkの緊張感も最高潮に達したとき、なんと次の六番バッターMooreは三塁線へのセーフティーバントを放ち、これが決まってOriolesがサヨナラ勝ち、Red Soxの地区優勝が決まった!!

もうそのあとは、観客は皆でハイタッチの応酬、奇声をあげ、抱き合い、とにかく大はしゃぎ。
Red Soxの選手たちも続々とフィールドに現れ、最後まで残ったファンと一緒に雄たけびをあげたり、シャンパンを浴びせたりと、まさに選手と観客が一体となって優勝を祝った。このとき、観客はほとんど一回の内野席にしか残っておらず(発表では2,000人)、それがこの一体感をさらに高めた。本当に最高の夜だった。

ボストンに来て最初の秋にこの経験を出来た幸運に感謝するとともに、あまりにも劇的な幕切れとその場に居合わせたこの偶然が少し怖くもあったが、とにかく皆で今日のこの場に来たことを本当に良かったと噛み締めながら、球場をあとにした。

Red Sox、おめでとう!



今日はボストンに来てから最も楽しみにしていた日の一つだったが、結果的にボストンに来てから最悪の一日になった。
サッカーのブラジル代表対メキシコ代表の試合観戦のことである。

欧米各国の主要国内リーグが始まって一ヶ月ほどが過ぎたこの時期は、これらのリーグが小休止となり、世界中で各国代表チームの国際親善試合が組まれる。で、どういう経緯かはまったく知らないが、このサッカーとはかなり縁遠い国(ベッカム効果でちょっとはマシなようだが)で、しかもNew EnglandのGillette Stadiumで南米王者と中米の雄が激突することになった。親善試合で本気度に?がつくことを割り引いても屈指の好カードであることは間違いなく、また会場はスローンから南にたった30マイルほどとくれば、当然ながらスローン内に大量に跋扈しているブラジル人、メキシコ人が黙っているはずがない。早速メキシコ人の一人が40枚のチケットを入手しツアーを企画、私もこれに乗ることにした。
もっとも、ツアーといっても、そこはラテン系の運営、別にバスが運行されるわけでもなく、移動はチケットを入手した人間が「自発的」「協力的」に声を掛け合って車をシェアする、という段取り。私は自分の車を出すことにしたが、そこにはパキスタン人のDA君とガーナ人のKF君が同乗した。

スローンからスタジアムまでは、Google Mapや私の車載ナビによると45分程度。試合開始は20時。夕方の混雑を考慮しても、3時間もかかるまい、と、17時すぎにスローン前で待ち合わせて、会場に向かった。

ところが。

Charles川を越え、南に向かう高速道路I93に入ろうとしたあたりから、既に車が動かない。
I90とも合流するこのあたりはいつも渋滞が激しい場所なので、それを抜ければ状況も好転するだろう、と思ったが、Cap Cod方面に向かうRoute 3との分岐を過ぎても、状況はかわらない。ここまで10マイルで、出発から1時間経過。
どこかで事故でもあったのかとラジオなどで情報収集しようとするも、手がかりナシ。
そしてさらに8マイルほど進んで、Greater Bostonから南に出るI95に入ろうとしたころに気づいた。これがスタジアムに向かう渋滞なのだと。そのころ、すでに出発から2時間経過。
同乗のDA君とはこの日が初対面であったし、KF君とも挨拶程度にしか話したことがなかったので、話題には事欠かず、これまでの2時間はさほど退屈しなかった。特にWall Streetの大手投資銀行出身であるDA君の業界事情話は面白く、いろいろ勉強になった。しかしそうした会話にも、そろそろ倦怠感が漂ってきた。
いったいいつ着くのか。先発した他のグループに電話で状況をきいてみると、誰一人スタジアムに辿り着いていない。キックオフまであと1時間を切っている。まあ、前半を見逃しても仕方ないな、とお互いを言い聞かせる。
I95に入ると、渋滞はますます酷い。まさに亀の歩み。しかも困ったことに、ここまで来てしまうと後は一本道で、ルート選択の余地がほとんどない。つまり、延々と続く高速道路の車の列に埋もれている他ないのである。周りの車をみると、ブラジルやメキシコの旗を掲げていたり、ユニフォームを着たりしている人々が目立ってきた。さすがにラテンのノリ、あまり辛さが感じられない。大声で国歌を歌ったりして、なんとも楽しそうである。しかし我々は誰一人ラテンではなく、したがってやはりそれなりにしんどい。
20時。出発から3時間が経過したが、1時間前から5マイルしか進んでおらず、高速道路の出口はまだ見えない。また先発隊に状況を聞くと、彼らは高速道路の出口に差し掛かっていたが、不幸にもその先にさらに続く車列を発見していた。かすかな朗報は、実際のキックオフが20時ではなく20時半近くであるとわかったことか。
20時半。やっと高速道路から一般道に出る。スタジアムまでは3マイルと表示が出ている。優秀な我が車載ナビによると、あと7分で着くらしい。また先発隊に電話をしてみた。彼らはあと1マイルのところまで来ているという。
21時すぎ、試合は前半が既に終了している。沿道にわずかに並ぶ飲食店には、前途を放棄したサポーターが集まっている模様。さらには、空き地にアウトドア用の椅子を並べて、ラジオを囲んでいる連中もみえる。先発隊は1マイルと30分かけて進み、駐車場の入り口に差し掛かったが、最大の渋滞発生要因と思われるこの駐車場のオペレーションはまさに崩壊しているようで、大量の車とクラクションと怒声で駐車場はパニック、まったく動かないらしい。
21時40分、先発隊から、やっと車を駐車し、今スタジアムに入ったとの連絡が入った。このとき、我々の位置はスタジアムから1マイル。先発隊はここから1時間かかったわけだが、それが我々にも当てはまるとすると、スタジアムに入れるのは22時半ごろ。試合終了後である。前途と40ドルのチケットの放棄をやっと決断し、車をUターンさせた。

夕食もとっていないので、空腹と疲れは限界に来ている。途中でダンキンドーナツに寄ってみたが、既に閉店時間を過ぎていた。とにかく帰ろう、と思い直し、I95を北上する。
が、I93に入ったところで、また前途に渋滞が…。事故か何かだろうか。原因は分からなかったが、往路の教訓として、早めの脇道選択が正しそうである。手近なICで高速道路を降りて、一般道を北上することにした。これは結果的に正しい選択だったようであるが、それでも戦友二人を送り届けて自宅に帰りついたのは23時半…。どんな気分であったかは、語るまでもなさそうである。


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HN:
Shintaro
性別:
男性
職業:
経営コンサルタント
趣味:
旅行、ジャズ鑑賞
自己紹介:
世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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