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「 Sports 」
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Boston Red Soxが今年も熱い。
序盤から昨年のワールドシリーズMVPのマイク・ローウェルが故障で出られなかったり、主砲ラミレスがトレードで抜けたりと、昨年の快進撃を支えた攻撃陣が精細を欠いていたが、ラミレスの代わりに入ったジェイソン・ベイが後半戦大ブレークしたり、「凡打製造機」だったルーゴに代わってショートのレギュラーを掴んだ新人ロウリーが活躍したりで、全体としての攻撃力を維持、それどころかシーズン終盤にかけて向上してきている。
投手陣も、エースのベケットが昨年のような鬼神の働きとは行かず、また昨年の先発ローテーションを支えたシリングが使えないなど、やはり昨年の優勝の立役者がピリッとしないが、松坂大輔は不安定な投球ながら勝ち数・勝率・防御率のいずれも昨年より大きく改善し、レスターが先発の柱として復活したことで、これもきっちり帳尻をあわせてきている。
ただ、レギュラーシーズンでア・リーグ東地区の逃したことが祟って、プレーオフの初戦は優勝候補のエンゼルス。行方が心配されたが、何のことはない、新人ロウリーのサヨナラ打で対戦成績を3勝1敗としてリーグ優勝決定戦への勝ち抜きを決めた。この調子でいけば、ボストンの街がまたGO SOXという文字で溢れるのも時間の問題だろう。

ところで、日本の「野球専門家」諸氏は、このプレーオフをどう見ていたのか。
「”通”に聞く大予想」として紹介されたスポーツナビの記事を抜粋する。

伊東勤
本命:エンゼルス
対抗:カブス
大穴:レイズ
コメント: 「本命」はエンゼルスかな。ア・リーグではエンゼルスとレッドソックスが「2強」ですけど、レッドソックスはエンゼルスにものすごく分が悪いんですよね(シーズン1勝7敗)

与田剛
本命:エンゼルス
対抗:カブス
大穴:レイズ
コメント:「本命」はエンゼルスでしょうか。「対抗」はカブス。「大穴」はレイズになるのかな。まず、エンゼルスはバランスが良く、先発から中継ぎから抑えがいて、攻撃陣も安定しているし。西地区はほかのチームが弱い分、勝率の高い勝ち方をしたのに、プレーオフでは負けてしまうというのが、ここ数年「ジンクス」としてはありますよね。ただ、それは「戦力」として見たときに「本当にそうなのか」というと、僕はやっぱり「あの戦力はすごいな」と思うんですよね。

…本命も対抗も、あっさりと地区シリーズで消えてしまった。
まあ予想そのものは水物なので仕方ないとはいえ、こんな日本のスポーツ新聞でも読めば書いてあるような情報をもとに、適当な発言をしないでもらいたいものである。

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スローンとHBSの日本人有志によるゴルフコンペが開催され、恥ずかしながら参加してきた。
会場は自宅から車で西に30分ほど行ったところにある、Wayland Country Clubというコース。アップダウンが少なく、初心者向けだという。自宅から半径1時間以内に周りきれないほど沢山ゴルフコースがあり、しかもそれぞれせいぜい5,000円も出せば立派に遊べる、というのだから、米国に留学した連中がゴルフに勤しむはずである。それに加わることが褒められたことかは判らないが、「ゴルフコンペに参加」という響きは、何となく初めてバーに飲みに行くような、大人の仲間入りのような感覚があって、気恥ずかしくも嬉しくもある。
コースは前日の雨で、「特設」の川や池が無数に出来ていた。こうなると、「アップダウンが少ない」コースはかえって水はけが悪く、厄介なようである。電動のカートもタイヤをとられて危ないから使えない、ということで、歩いて18ホール回る羽目になった。
7月に参加したPEファームのゴルフコンペは、こちらでスクラッチと呼ばれる方式(ティーショットのあと、チームの中で一番良いボールの位置から、皆二打目を打ち、以降それを繰り返す、というもの)であったため、「自分のスコア」というのはわからなかったが、今回は文字通り最初から最後まで自分で打って、歩いた。
結果は135打。
同日のトップスコアが90打くらいだったので、その1.5倍叩いたことになる。「皆同じだけお金払ってるんだから、一打あたりが他の人より安くて、得したじゃない」という無理のある慰めの言葉をかけてもらったが、ちっとも嬉しくない。
卒業までに、100打を切れるだろうか・・・。



ゴルフを始めた。

米国に行ったらやりたいことのリストには入っていたのだが、次女が生まれたりするなかで、なかなか一歩が踏み出せなかったが、インターン先のゴルフ大会になぜか参加することになり、2週間後のそのイベントをきっかけに、始めることにした。
スローンの友人のサポートを得つつ、郊外のゴルフショップでドライバー、アイアンセット、パター、バッグ、靴などの一式を購入。友人は口をそろえて「日本より断然安い」というが、違いもわからないので、有名メーカーの型落ち品を中心に値段と耐久性重視で購入。全部で10万円ほど。安いのかどうなのかピンと来なかったが、帰宅後日本のゴルフショップのサイトなどで値段をみてみたら、確かに安かった。

購入後、その足で練習場(いわゆる「打ちっ放し」)に向かい、友人と1時間ほど練習。
だだっぴろい練習場は、日本のように屋根があったりするわけではないので、雨が降るとおしまいだが、なかなか開放的で気持ちいい。練習費用は、ボール代のみ。ボールはバケツ一杯で12ドル。安いもんである。
この辺では他に練習場がないのか、この日の練習場は満員。暫く順番待ちをして、自分の場所を確保する。
ふと見ると、練習しているゴルファーの中に、名物教授Rigobonの姿があった。教室に立つときとまったく同じような綿シャツにジーンズという格好で、子供二人を連れて練習していた。
かつて長女が生まれる前(=約4年前)は3ヶ月ほどレッスンに通ったこともあるが、クラブを振るのはほぼそれ以来。なかなかあたらない。普段使わない筋肉を使いながら、四苦八苦する。終盤には、100~150ヤードほどは飛ぶようになってきた。飛ぶと、それなりに楽しい。

ゴルフイベントまで、あと1-2回は練習に来たいものである。



昨年の秋、ボストンはレッドソックスの優勝に沸いたが、この夏はNBA(全米プロバスケットボールリーグ)のボストン・セルティックスの優勝に沸いた。かつて赤い服を着てはしゃいでいた人々が、今は緑の服をきて騒いでいる。なにせ、最近はすっかり強豪に数えられているレッドソックスとは異なり、セルティックスは過去最多の優勝回数を誇りながら17年間も優勝から遠ざかっていたチームなので、コアなファンにはたまらない興奮だったのだろう。

そして、幸運にも、そのNBAの優勝決定戦(NBA final)を、ナマで観戦してきました。
NBA観戦2戦目にして早くも優勝。17年間も待ったファンに申し訳ないようなオイシイところ取りである。
オイシイ思いをさせていただいたのは、前回と同じく、サマーインターン先のプライベート・エクイティ・ファームのお陰。チームに投資している(正確にはファームとしてではなく数名のパートナーが個人で投資しているらしい)ので、このプレーオフ最終ラウンド第6戦のスイートルームを早々に抑えることができたらしい。NBAの事情には極めて疎い私ですら、何か凄いことに違いない、と感じる。

行ってみると、さすがに凄い雰囲気。
会場はチームカラーの緑一色である。
対戦相手のロサンゼルス・レイカーズは全米でもかなり有名な人気チームのはずだか、この日のスタジアムの中で、おおっぴらに彼らを応援する人は皆無であった。
国歌斉唱でゲームの開始が告げられる。毎回思うが、こういうときの米国国歌斉唱は、気分を高揚させる。
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観戦も2回目だけあって、セルティックス主力選手の顔と名前もある程度一致し、以前より面白い(すみません、ど素人な感想で)。
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試合は本当の出足を除いてセルティックスが一貫してリード。ガネット、ロンド、レイ・アレン、ピエルスといった主力どころが、争うように得点を決めていく。対するレイカーズは、エースのコービー・ブライアントが抑えられ(と言ってもチームで彼だけが20点以上得点していたが)、ホームゲームに比べるとシュートの決定力も低く、なかなか反撃ののろしが上がらない。やはりホームのアドバンテージは大きいのか。
第4クオーター、遂にセルティックスの得点が100の大台を上回り、残り5分をきったあたりから、場内は既に優勝ムード。ベンチでも互いを祝福しあう姿が見かけられるようになる。
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さらにセルティックスは得点を重ね、得点は130点を上回り、時計は残り4秒。
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そして優勝!"We Are The Champion"が鳴り響き、紙吹雪が舞う。体育館だけあって音が反響し、凄い状態である。
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MBAはピエルス。これも素人目にも納得のいく結末。「この賞は、ここにいるチームの皆、そしてオマエたちファンのお陰だぜ!」みたいなことを叫び、ファンはまた熱狂。こういうとき、やっぱり敬語のない言語の方が、ファンと選手との距離感が近いのかもしれない。
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そして今日、出勤前に携帯端末に一通の電子メールが届いた。曰く
「セルティックスの優勝トロフィーが今日朝8時半から夕方5時半まで、当社受付の前に飾ってあるので、よかったら写真撮りに来てね」
出社してみると、果たして文字通り、普段観葉植物か何かを置いてあるような場所に、無造作にトロフィーが置かれていた。何かケースに入っているわけでもなく、警備員がいるわけでもない。皆思い思いに立ち止まり、眺めたり、触ったり、抱いたり、持ち上げたりして、写真を撮って去っていく。お陰で指紋でベタベタである。
私も記念に一枚。
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株主サマの強さを改めて痛感した。



今年に入ってから、ほぼ週一回、ハーバード大学まで出かけていって、フットサルをやっている。
当地には人工芝を厚めに敷いた全天候型ドームグラウンドがあって、主にはアメリカンフットボール向けなのだが、野球やサッカーにも利用されている。そこで、ハーバード大学内(学部、院を含む)の学生チームによるフットサルのリーグ戦が開催されていて、私はハーバードビジネススクール(HBS)の学生が主催するチームに混ぜてもらっている。
戦績は今のところ4戦して3勝1敗、まあ悪くない。
日本人の大学院生(経営大学院・行政大学院)のみで形成している我々に対して、相手は当地の学部生のチーム、つまり平均年齢が我々より随分若い「ガイジン」のチームがほとんどなので、フィジカルにはきついのだが、失点の少なさがこれまでの成績に繋がっている。

毎週一回、ボールを追って汗をかくのは、気持ちが良い。
もちろん勝てば気持ちが良いし、自分が得点を決めればもっと気持ちが良い(今のところ1点しか決められていない)のだが、どちらかというとそれは副次的なもので、サッカーをやること自体を楽しんでいる。
小学校3-4年の頃にYMCAでサッカーを習って以来、本格的に部活動等で熱を上げたことはないが、サッカーは断続的に続けている。年月だけで言えば、20年来の付き合いである。
しかし、一向に上手くはならない。まさに、下手の横好きの典型的な例である。
もともと運動神経が悪いのだろうが、それにしたってこれだけやって大して上手くならないのに、良く続けるなあ、と我ながら思う。
思えば、上手くいかないのに続けているもの、というのは、サッカーくらいである(人間関係、とか、やめることのできないものは除く)。
他は、スポーツにしても芸術(音楽、絵画、書道)にしても、語学や資格の勉強などにしても、それなりの時間を投資して思ったようなリターン(=改善、成長)が得られなければ、嫌になってやめてしまっている。動物占いでチーターなだけあって、これと思ったものには食らいつくが、諦めも早い。逆に、コンサルティングは、時間を使えばそれだけアウトプットが良くなるし、ひいては顧客から自分への信頼、さらにはその信頼してくれた顧客の会社の改善、そしてその人自信の生活の改善に繋がるので、やる気もでるし、充実感もある。
もしかすると、何もリターンを求めずに無邪気に走ること(=サッカー)が、拙速な自分の性格のバランスをとる役割を果たしていて、体がそれを求めているのかもしれない。

というわけで、昨日も無闇に走ってきました。

ちなみに、米国に来る前、コンサルティングの仕事をしている間も、会社の同僚とチームを作って、隔週でフットサルをしていたのだが、そのとき時々一緒にプレーしていたグループのリーダーで、投資銀行で働いていたB君が、偶然にもこのハーバード大学のフットサルチームに参加している。今はケネディ行政大学院の2年生だという。世の中は狭い。



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PROFILE
HN:
Shintaro
性別:
男性
職業:
経営コンサルタント
趣味:
旅行、ジャズ鑑賞
自己紹介:
世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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