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「 Brazil vs Mexico ...the worst day in Boston 」
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今日はボストンに来てから最も楽しみにしていた日の一つだったが、結果的にボストンに来てから最悪の一日になった。
サッカーのブラジル代表対メキシコ代表の試合観戦のことである。

欧米各国の主要国内リーグが始まって一ヶ月ほどが過ぎたこの時期は、これらのリーグが小休止となり、世界中で各国代表チームの国際親善試合が組まれる。で、どういう経緯かはまったく知らないが、このサッカーとはかなり縁遠い国(ベッカム効果でちょっとはマシなようだが)で、しかもNew EnglandのGillette Stadiumで南米王者と中米の雄が激突することになった。親善試合で本気度に?がつくことを割り引いても屈指の好カードであることは間違いなく、また会場はスローンから南にたった30マイルほどとくれば、当然ながらスローン内に大量に跋扈しているブラジル人、メキシコ人が黙っているはずがない。早速メキシコ人の一人が40枚のチケットを入手しツアーを企画、私もこれに乗ることにした。
もっとも、ツアーといっても、そこはラテン系の運営、別にバスが運行されるわけでもなく、移動はチケットを入手した人間が「自発的」「協力的」に声を掛け合って車をシェアする、という段取り。私は自分の車を出すことにしたが、そこにはパキスタン人のDA君とガーナ人のKF君が同乗した。

スローンからスタジアムまでは、Google Mapや私の車載ナビによると45分程度。試合開始は20時。夕方の混雑を考慮しても、3時間もかかるまい、と、17時すぎにスローン前で待ち合わせて、会場に向かった。

ところが。

Charles川を越え、南に向かう高速道路I93に入ろうとしたあたりから、既に車が動かない。
I90とも合流するこのあたりはいつも渋滞が激しい場所なので、それを抜ければ状況も好転するだろう、と思ったが、Cap Cod方面に向かうRoute 3との分岐を過ぎても、状況はかわらない。ここまで10マイルで、出発から1時間経過。
どこかで事故でもあったのかとラジオなどで情報収集しようとするも、手がかりナシ。
そしてさらに8マイルほど進んで、Greater Bostonから南に出るI95に入ろうとしたころに気づいた。これがスタジアムに向かう渋滞なのだと。そのころ、すでに出発から2時間経過。
同乗のDA君とはこの日が初対面であったし、KF君とも挨拶程度にしか話したことがなかったので、話題には事欠かず、これまでの2時間はさほど退屈しなかった。特にWall Streetの大手投資銀行出身であるDA君の業界事情話は面白く、いろいろ勉強になった。しかしそうした会話にも、そろそろ倦怠感が漂ってきた。
いったいいつ着くのか。先発した他のグループに電話で状況をきいてみると、誰一人スタジアムに辿り着いていない。キックオフまであと1時間を切っている。まあ、前半を見逃しても仕方ないな、とお互いを言い聞かせる。
I95に入ると、渋滞はますます酷い。まさに亀の歩み。しかも困ったことに、ここまで来てしまうと後は一本道で、ルート選択の余地がほとんどない。つまり、延々と続く高速道路の車の列に埋もれている他ないのである。周りの車をみると、ブラジルやメキシコの旗を掲げていたり、ユニフォームを着たりしている人々が目立ってきた。さすがにラテンのノリ、あまり辛さが感じられない。大声で国歌を歌ったりして、なんとも楽しそうである。しかし我々は誰一人ラテンではなく、したがってやはりそれなりにしんどい。
20時。出発から3時間が経過したが、1時間前から5マイルしか進んでおらず、高速道路の出口はまだ見えない。また先発隊に状況を聞くと、彼らは高速道路の出口に差し掛かっていたが、不幸にもその先にさらに続く車列を発見していた。かすかな朗報は、実際のキックオフが20時ではなく20時半近くであるとわかったことか。
20時半。やっと高速道路から一般道に出る。スタジアムまでは3マイルと表示が出ている。優秀な我が車載ナビによると、あと7分で着くらしい。また先発隊に電話をしてみた。彼らはあと1マイルのところまで来ているという。
21時すぎ、試合は前半が既に終了している。沿道にわずかに並ぶ飲食店には、前途を放棄したサポーターが集まっている模様。さらには、空き地にアウトドア用の椅子を並べて、ラジオを囲んでいる連中もみえる。先発隊は1マイルと30分かけて進み、駐車場の入り口に差し掛かったが、最大の渋滞発生要因と思われるこの駐車場のオペレーションはまさに崩壊しているようで、大量の車とクラクションと怒声で駐車場はパニック、まったく動かないらしい。
21時40分、先発隊から、やっと車を駐車し、今スタジアムに入ったとの連絡が入った。このとき、我々の位置はスタジアムから1マイル。先発隊はここから1時間かかったわけだが、それが我々にも当てはまるとすると、スタジアムに入れるのは22時半ごろ。試合終了後である。前途と40ドルのチケットの放棄をやっと決断し、車をUターンさせた。

夕食もとっていないので、空腹と疲れは限界に来ている。途中でダンキンドーナツに寄ってみたが、既に閉店時間を過ぎていた。とにかく帰ろう、と思い直し、I95を北上する。
が、I93に入ったところで、また前途に渋滞が…。事故か何かだろうか。原因は分からなかったが、往路の教訓として、早めの脇道選択が正しそうである。手近なICで高速道路を降りて、一般道を北上することにした。これは結果的に正しい選択だったようであるが、それでも戦友二人を送り届けて自宅に帰りついたのは23時半…。どんな気分であったかは、語るまでもなさそうである。
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経営コンサルタント
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世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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