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「 Purchasing my car ...やはり交渉にならず 」
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自動車を買った。

VOLVOのXC70というステーションワゴン。2002年式で走行距離5.3万マイル、水色の車体、4WD、ムーンルーフ付、革シート。諸経費込で14,000ドル強で購入した。
冬の悪路と生活スタイルを考え、4WDのSUVもしくはステーションワゴンを探していたので、納得の物件。
Bostonは公共交通が発達しているとか、ZIP CARの方がずいぶん安いとか、いろいろな意見があるが、子持ちの米国暮らしにはやはり車は必要と感じていた。

と、車そのものはさておき、その購入プロセスは、なかなか面白い経験であった。

Kelly Blue Book (KBB。米国で事実上のスタンダードになっている自動車価格査定情報源)のウェブサイトで見つけた物件で、購入したのは128 VOLVOというオフィシャルディーラー。自宅から20マイルほど北西に行ったインターチェンジのそばにあり、VOLVOの中古車取扱台数では全米でも有数の店らしい。
メールでアポを入れて、店を訪れると、約束していたセールスマン(同店のセールスマンのヘッドらしい)は接客中であった。いかにも品定めをする目で私を5秒ほど見た後、自分は今手が離せないので彼が対応するから、と、別の男性を連れてきた。
60歳前後と思われる物静かな老人はまず、まあ座ってコーヒーでも飲みなさい、と勧めてきた。言われるままに座ると、コーヒーは通路を進んだ奥のカウンターにあるから、好きなだけもってきなさい、という。物を買いに行って、自分で自分のお茶を入れたのは初めてである(しかも自分でやらにゃあならんのなら、座れと言わんでほしい)。コーヒーを手に男性は、車を見たいだろうが、まあちょっと私の話を聞きなさい、と、車と店についての一通りの能書きを5分ほど語った。そしていよいよ腰をあげ、目当ての物件に向かう。ぐるっと外観、内装を一緒に見てまわり、早速試乗。試乗と言っても、日本で自分が経験したことのある試乗はちょっと1ブロック廻ってくる程度のものであったが、ここではいきなり高速道路に入り、街中を抜け、丘を越え、ちょっとしたドライブを老人と楽しむことになった。
その後は店に戻り、いわゆる交渉。この時点で、正直買ってもいいかな、という気になっていたので、多分にそれを見透かされていたかもしれないが、論点が値段に及ぶと、俄かに選手交代、アジア系の小太りの男が現れた。ゴルフ焼けで黒光りした丸い顔に野球帽をのせ、チューインガムを噛みながら、男は自信たっぷりにその車の自慢を始めた。とにかく態度が横柄で、そして本当に良くしゃべる。こっちが何か問いかけ(例えば自分が他に検討している候補物件との比較など)を発すると、10倍以上言葉を浴びせてくる。そして個々のトークの終わりは決まって
「もってけって。14,000ドルでいいから。欲しいんだろ。早くしないと他所のヤツにとられるぞ」
最初は面白がって聞いていたが、そのうち嫌になってくる。30分ほど粘ったが、結局諦めて先方の言い値で購入。ネットで調べたどのベンチマークよりも良い値段だったというのが自分の判断の正当化理由であるが、ネイティブで上手い買い手なら、絶対にもっと下げられただろうという根拠のない確信はあった。…まあ、仕方ないか。小太り男と握手をしながら、そう思った。
握手の後はまた老人にバトンタッチ。必要な書類の作成や、代金の支払いをする。小切手を書きながら、2年後(つまりスローン卒業後)も米国に引き続き滞在し、同様の交渉をもう一度行ったとき、果たしてマシな仕事ができるのだろうか、と考えた。もちろん、自動車の値引き交渉を学ぶために留学したのではないが、せめてスペアパーツの一つでもオマケでつけさせるくらいのことができないと、海外でビジネスというのもおぼつかないように思えたからだ。まだカリキュラムが始まっていない今日の時点では何ともいえないが、少なくとも会計や金融の単位をとってもこうしたスキルは身に着かないと思われ、何か意識的なアクションをする必要性(例えば春学期からの受講科目の選択における工夫)を感じた。
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職業:
経営コンサルタント
趣味:
旅行、ジャズ鑑賞
自己紹介:
世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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