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「 Championship from zero ...大分トリニータ、ナビスコ杯優勝! 」
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米国にいながらも、世界のスポーツ、特にサッカーについては、わりと動向を追っている。
今年のサッカー界は、「下克上」がテーマである。
イタリア(セリエA)では、マラドーナを要した80年代後半以降、1部と2部の間をうろついているばかりだったナポリが一時首位に立つ快進撃を見せているし、ドイツでは昨シーズン初めて1部に昇格したばかりのホッフェンハイムという地方クラブが強豪を倒して現在も首位、オランダでも御三家(アヤックス、PSV、フェイエノールト)が出遅れる中、AZ、NACといった中堅クラブが首位争いを演じている。
全体的には比較的順当な順位構成になっているイングランドでも、23年ぶりに1部に昇格したストーク・シティというクラブが、強豪アーセナルを倒したというニュースが衝撃的に伝えられた。
サブプライム問題に端を発する米国経済の凋落で米国の覇権の終焉を指摘する声も少なくないが、「覇権の終焉」は伝染するものなのか・・・(ちょっと大げさか)。

そして日本でも、まったく予想していなかった下克上が起きた。
大分トリニータが、ナビスコ・カップで初優勝したのである。

大分トリニータは、1993年にJリーグが発足した翌年の1994年に発足。今でこそ、日韓ワールドカップの恩恵で素晴らしいスタジアムも備え、プロサッカークラブの体を成しているが、何の母体もなく発足した当初は、文字どおりゼロからのスタート。大分県リーグ1部(当時は1部リーグしかなかったので、要するにサッカー・ピラミッドの最下層)から参画して、九州リーグ制覇、全国地域リーグ決勝大会2位と着実にステップアップし、1999年からJ2、2003年からJ1に参加している。しかしながら、多くのJ1チームがプロ野球のように実業団チームを母体にして潤沢な資金をもつ一方で、大分はJ1でも最低レベルの運営資金でのやりくりを強いられ、リーグでの成績も昨シーズンまで2006年の8位が最高であった。

ところが今年は、リーグ戦では現在4位。首位とは勝ち点差わずかに2で、数字上は十分優勝を狙える位置にある。
そして今日、清水エスパルスを2-0で下して、ナビスコ杯初優勝。
試合をみていないので順位が実力を反映しているのか何ともいえなかったが、ここまでくると「ホンモノ」だろう。

このチームに私が注目しているのは、チームの成功物語ゆえだけでなく、一人の選手がいつも気になっているからだ。
FWの高松大樹選手。2000年に当時J2の大分に入団し、現在では27歳ながらチームの最古参。キャプテンも務める。
まだチームがJ1に昇格する前であったが、高松選手はアテネ五輪日本代表チームに選ばれていたので、顔と名前は当時から知っていた。
ある日、地方からJ1を目指す大分トリニータを特集したコーナーを、スポーツニュースか何かの中でみる機会があった。土のグラウンドで練習をし、練習の合間には駅前で寒空の下、試合を宣伝するビラを配る選手の姿が映し出されており、まだ20歳になるかならないかの高松選手も、鼻水をこすりながらビラを配っていた。年齢は1つ違うのだが、風貌が実の弟に良く似ていて、妙に感情移入してしまったのを、今でもはっきりと覚えている。
その後も、チームはJ1に昇格したものの、泣かず飛ばず。都会での露出が少ない高松選手は、全国区で超有名になることもなく、また日本代表にも2試合ほど出たものの、定着できていない。一方チームで当確をあらわした選手は、梅崎司(現浦和)を筆頭に、松橋章太(現神戸)、三木隆司(現名古屋)など、おカネのあるチームに次々と移籍していった。高松選手の下にも、浦和などからオファーが寄せられたこともあった。
しかし、サポーターの強い支持もあり、高松選手は残留。大分で腐らずに努力を続け、そして今日のナビスコ杯決勝では決勝ゴールとなるヘディング・シュートを決めて大会MVPに選出された。
田舎で頑張る実の弟が大仕事をやってのけたようで、実に嬉しい。

そしてまた、プロとしてマジメに努力を続け、ここという場面で結果を出すことの大切さを、再確認した。

FWは、試合に出たら点をとる。
監督は、大会に出たらタイトルをとる。
コンサルタントは、雇われたら結果を出す。

そういうのが、やはりカッコいい。

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無題
by NONAME 2008.12.14 Sun 22:17 EDIT
トリニータはもういいから、勉学に勤しめ。
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MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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