長女が2歳になった。
米国で迎える誕生日、彼女はどう感じているのだろうか。
両親が感じているのと同じかそれ以上に、彼女が幸福を感じているのを願ってやまない。
この冬は、次女の出産があったり、また寒さであまり外出できないだろうという配慮があったりして、何だかんだとオモチャを買い与えていたので、何が誕生日プレゼントか(あるいはクリスマスプレゼントか)、我々も彼女も判然としなかっただろうが、ブロックやらボールプールやらママゴトセットやら、いずれも良く遊んでいる。
去年、1歳の誕生日の際は、「まあどうせまだ分からないだろう」という思いも多少ありつつ、動物の絵と名前が描かれたカードブックを渡していた。当時はページをめくることが楽しかったようだが、遊びはそれ以上でもそれ以下でもなかった。それが、つい1ヶ月ほど前から、どんどん動物の名前を覚えるようになり、そのカードも本当によくさわるようになった。そんな、去年のプレゼントとのかかわり方からも、彼女の成長を感じる。
渡米、次女の出産など、我々にとっても今年は非常に変化の激しい一年であったが、幼い彼女にとってその変化がどれほど大きく感じられたか、我々には計り知れない。それでもきちんと順応し、発育していく姿は、本当に健気である。妻が用意した誕生日の夕食を無邪気に食べている横顔を見ながら、1年の成長に改めて感動していた。
食後は、メッセージつきのホールケーキでお祝いする。隣町にある日本人が経営するケーキ屋で買ってきた、「おなじみの」イチゴのケーキである。何か、ここだけ日本になったような雰囲気になる。
ケーキを前にして、姉妹のツーショット撮影。
改めて、二女の父であることを思い知る。
2歳の彼女は、この1年でどんな経験をするのだろうか。
自分が2歳のときのことなど、ほとんど覚えていないので、この1年の経験がどれほど彼女の将来に影響を与えるのかよくわからないが、願わくば環境への順応から環境を楽しむところまでステップアップして、健康で楽しい1年を過ごして欲しいものである。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。
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