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「 East Cambridge Preschool ...米国の幼児教育 」
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この9月から、長女が公立のPreschoolに通い始めた。
こちらの幼児教育制度では、2歳9ヶ月からPreschoolに通い始め、その後kindergarten、小学校と進学していく。いわば米国教育課程の入り口に立ったわけである。
本来は月曜日から金曜日まで週5日の課程なのだが、市役所側のミスなど諸々事情があって、9月の間は週二回だけ保護者同伴で通うことになった。普段は妻が同伴するのだが、今日は私が同伴する機会を得た。

Cambridge市内の住宅地の中にある学校は、Preschoolから小学校までが併設された大きな建物で、その中の一室を充てられたPreschoolでは、14人の子供が、4人の保育士によってケアされている。公立で、その分授業料も比較的安いのだが、子供と保育士の人数比でみるケアの密度は日本の比較にならない。
14人の子供の人種・バックグラウンドは様々で、白人/黒人/黄色人種、英語系/スペイン語系/フランス語系/韓国語系、といろいろな子供がいる。

9時頃に教室に着くと、既にウチの長女以外の子供は全員そろっていて、お絵かき、ママゴトなど、皆めいめいに遊んでいた。長女も徐々にそこに入ってゆく。
10時頃になると、おもちゃを片付けて「ミーティング」。それぞれの子供の名前を書いた丸い座布団のようなものに座って、保育士さんの話を聞いたり、歌を歌ったり、「今日は何曜日?」といったクイズをしたりしつつ、外出の準備に移ってゆく。
そして10時半頃にはPreschoolを出て、徒歩15分(子供の足で)ほどのところにある公園へ。公園内での保育士の監督は極めてシンプル。子供たちの行動可能範囲を示し、ブランコは危ないから近寄らないように、という指示を出して、あとは時折子供たちの遊びに加わったりしながら、基本的に「放置」している。
30-40分で公園遊びを切り上げると、今度は近くの図書館へ。図書館職員の女性に絵本を3冊ほど読んでもらったあと、暫く各々好きな本を読んで、12時頃にPreschoolに戻る。
そこからはランチ。子供たちが持ってきているランチは実に様々。お好み焼きみたいなものを一枚持ってきている子供、ポテトチップスばかり食べている子供、ほとんど具のないサンドウィッチをかじっている子供など、どれも「こんなものでいいのか」と思う手抜きランチ。日本風に弁同箱におにぎりとおかずが入っている我が家の弁当は、例外的に「豪華」。まだ皆幼いので、他人のランチを見てどうこう言ったりはしないのだが・・・。
食事を終えると、他の子供は徐々に昼寝に入ってゆくが、我が家はそこで早めの帰宅となる。

都合4時間ほどしか滞在していないが、思いのほか色々な活動があって、それらを保育士がチームワーク良く立ち回りながら安全にこなしてゆくのには感心したし、良い学校に子供を入れることができて良かった、と感じた。多様な子供を抱えて難しいはずの米国の幼児教育が、思いのほか手際よく、また教育的要素も適度に取り入れながら、良いバランスで運営されていることは、ちょっとした驚きであった。ここでの経験を娘がどれだけ先々覚えているものかは分からないが、彼女の人生にとってプラスであって欲しいと願う。



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HN:
Shintaro
性別:
男性
職業:
経営コンサルタント
趣味:
旅行、ジャズ鑑賞
自己紹介:
世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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