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「 Ski in Vermont …親の退化、娘の成長 」
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今年の冬は去年に比べても特に気温が低く、降雪が多い。1月は南米やらフロリダやら、暖かいところに非難していたが、2月になっても一向に状況は好転する気配がない。一方で、昨年は雪を極端に怖がっていた長女は、今年はプレスクールでの「教育」効果もあってか、雪で楽しく遊ぶようになった。こうなると、雪で楽しむことを考えた方が良いかもしれない。

というわけで、家族でVermontのKillingtonにスキーに行った。ボストンから北に車で3時間のところにある、東海岸ではトップクラスの規模と設備を誇るスキー場である。託児施設に次女を預けて、妻・長女と3人でゲレンデへ。長女は最初、スキーブーツの窮屈さを嫌がっていたが、設備を一式つけて外に出てみると、徐々に積極的になっていった。New Hampshireでスノーモービルをやったことを思い出したのかもしれない。
PIC_0013.JPG
子供用のゲレンデで滑ってみると…、思ったよりも怖がらずに、それなりに滑っている。気温氷点下10度を下回る中、慣れない場所、慣れない格好で、大変だろうと思ったが、何回でも滑りたがる。大した体力と好奇心である。私が社会人になってからスキーを始めたのに比べれば、20年も(!)早く始めたことになる。素朴に、すごいなあ、と思う。

親も滑ってみた。私はもう3年ぶりくらいだろうか。現地で合流したスローンの友人Steve、Francesと一緒に滑ってみた。二人とも台湾人だが、米国在住歴が長く、その間にかなり滑ったらしい。せいぜい、頑張って着いていくしかない。
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しかし、3本ほど滑ると、もう膝が痛くなってきた。寒さも手伝って、楽しいより辛いという気持ちが強くなる。早くもそこで休憩。長女と軽食をとる。その間、妻も滑りに行ったが、これまた比較的緩いコースを1本やっただけで、辛くなって帰ってきてしまった。勿論娘のことが気がかりだったのもあるだろうが、それにしても情けない。かつて結婚前はかなり頻繁にスキー場に通った時期もあったし、ビギナーの私に彼女がアドバイスをくれたものだが、それが今や夫婦ともにさっぱりである。私は半ば意地になって午後も滑りに行ったのだが、やはり1時間もしないうちに、膝や足の筋肉が音を上げ始めた。

親は退化し、娘は成長している。

ちなみに、次女は初めて託児施設に預けたのだが、こちらも多少泣いたりしたものの、概ね順調に過ごしていたらしい。彼女もまた、成長している。

親、頑張るべし。


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Shintaro
性別:
男性
職業:
経営コンサルタント
趣味:
旅行、ジャズ鑑賞
自己紹介:
世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。

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