「 Italy trip 7: Umbria ...イタリアの山の幸と街歩き 」
2週間のイタリア旅行も半ばを過ぎ、ウンブリア州に入る。
観光の目玉は世界遺産の街、アッシジ。聖フランチェスコの出身地であるため、米国サンフランシスコの姉妹都市にもなっているが、当然街並みはサンフランシスコとはまったく関係なく、丘の上に累々と築き上げられた城壁都市の傑作である。1997年の大地震でほとんど崩壊したものを、イタリア人が誇りと執念で崩壊前とほぼ同じ状態に再建したという。お陰で見事な街並みが今でも見られるわけだが、もともとレンガではなく石積みが多い壁のところどころは、新しいレンガや石、漆喰で固められていて、地震の傷跡を感じさせる。
町の中心部の路地を入ったところにひっそりと立つプチホテルが、この地方に滞在する間の宿。小奇麗に管理されたホテルの小さなテラスからは、ウンブリアの農村風景が見渡せる。
町の端の崖に立つ聖フランチェスコ聖堂は、町の外から見上げるとチベット寺院をすら思わせる威容であるが、町の中から見ると、色合いとデザインが極めて優しく、つつましい印象を受ける。
アッシジのほかに、かつて中田英寿が活躍した州都ペルージャ、ワインとオリーブオイルの町モンテ・ファルコなどを訪ねる。いずれも魅力的な景観で楽しませてくれるが、みな丘の上にあるため、妻と2台のベビーカーを押して歩く身にはなかなかきつい。
そうして腹が減るせいもあるのかもしれないが、この地方で味わう山の幸は格別に旨い。
代表格は、トフュフやポルチーニなどのキノコ類。
これに子牛や、鳩などのジビエ。
ウドンのような独特の太麺パスタ。
そして赤ワインとオリーブオイルである。
やはり3度の食事が旨いのは、楽しいたびに欠かせない要素である。
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MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。
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