今年に入ってから、ほぼ週一回、ハーバード大学まで出かけていって、フットサルをやっている。
当地には人工芝を厚めに敷いた全天候型ドームグラウンドがあって、主にはアメリカンフットボール向けなのだが、野球やサッカーにも利用されている。そこで、ハーバード大学内(学部、院を含む)の学生チームによるフットサルのリーグ戦が開催されていて、私はハーバードビジネススクール(HBS)の学生が主催するチームに混ぜてもらっている。
戦績は今のところ4戦して3勝1敗、まあ悪くない。
日本人の大学院生(経営大学院・行政大学院)のみで形成している我々に対して、相手は当地の学部生のチーム、つまり平均年齢が我々より随分若い「ガイジン」のチームがほとんどなので、フィジカルにはきついのだが、失点の少なさがこれまでの成績に繋がっている。
毎週一回、ボールを追って汗をかくのは、気持ちが良い。
もちろん勝てば気持ちが良いし、自分が得点を決めればもっと気持ちが良い(今のところ1点しか決められていない)のだが、どちらかというとそれは副次的なもので、サッカーをやること自体を楽しんでいる。
小学校3-4年の頃にYMCAでサッカーを習って以来、本格的に部活動等で熱を上げたことはないが、サッカーは断続的に続けている。年月だけで言えば、20年来の付き合いである。
しかし、一向に上手くはならない。まさに、下手の横好きの典型的な例である。
もともと運動神経が悪いのだろうが、それにしたってこれだけやって大して上手くならないのに、良く続けるなあ、と我ながら思う。
思えば、上手くいかないのに続けているもの、というのは、サッカーくらいである(人間関係、とか、やめることのできないものは除く)。
他は、スポーツにしても芸術(音楽、絵画、書道)にしても、語学や資格の勉強などにしても、それなりの時間を投資して思ったようなリターン(=改善、成長)が得られなければ、嫌になってやめてしまっている。動物占いでチーターなだけあって、これと思ったものには食らいつくが、諦めも早い。逆に、コンサルティングは、時間を使えばそれだけアウトプットが良くなるし、ひいては顧客から自分への信頼、さらにはその信頼してくれた顧客の会社の改善、そしてその人自信の生活の改善に繋がるので、やる気もでるし、充実感もある。
もしかすると、何もリターンを求めずに無邪気に走ること(=サッカー)が、拙速な自分の性格のバランスをとる役割を果たしていて、体がそれを求めているのかもしれない。
というわけで、昨日も無闇に走ってきました。
ちなみに、米国に来る前、コンサルティングの仕事をしている間も、会社の同僚とチームを作って、隔週でフットサルをしていたのだが、そのとき時々一緒にプレーしていたグループのリーダーで、投資銀行で働いていたB君が、偶然にもこのハーバード大学のフットサルチームに参加している。今はケネディ行政大学院の2年生だという。世の中は狭い。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。
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