「 Japan Week/ Japan C-function ...日本が目立つ週 」
今週はJapan Week、そして今日はJapan C-functionである。
昨年も多くの労力を投入し、めでたく盛り上がったJapan C-functionであるが、あれからもう1年も経ったのか、そしてこうして2年目のMBAも終わってゆくのか、と時の流れを感じてしまう。
Japan Week、といっても我々が勝手に名づけているだけなのだが、C-functionにむけた景気づけと、折角なので日本のことをもっと知ってもらおう、という趣旨で、毎日ランチタイムにイベントを開催したり、校舎のロビーでTシャツ、浴衣、雪駄、団扇などを販売したり、日本人は肌寒い中を浴衣や甚平でクラスに臨んだり、というようなことをやっている。
日本人同級生のKK君と企画・運営したランチタイムのイベントでは、ゲストによる特別講演と、ビデオ上映を、それぞれ二日ずつ開催した。どの程度人が集まるか不安ではあったが、皆の協力も得て4日で延べ150名ほどを動員。スローンの中での日本への関心喚起、という目的はある程度果たせたかもしれない。
ビデオ上映は、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」の英語吹き替え版を放映。ホンダの北米進出の舞台裏と本田宗一郎の引き際を描いた「世界を驚かせた一台の車 名社長と闘った若手社員たち」と、創業間もないソニーのトランジスターラジオによる海外進出を描いた「町工場、世界へ翔ぶ」の2本で、タイや中国、インドなどのアジアからの留学生の関心を集めていた。
講演も、非常に興味深いゲストをお招きすることが出来た。
1回目は、大洋ファンドのCEOであるBrian K. Heywood氏。西海岸を拠点に日本の公開株に投資するアクティビストファンドのヘッドである。日本企業・日本経済の可能性について独自の視点で語っていただいた。
2回目は、ハーバード大学名誉教授のEzra F. Vogel氏。1979年の著書"Japan As Number One"で有名な、日本学・現代日本社会学の世界的権威である。著書が米国よりも日本で売れていることを反映してか、聴衆もスローン外から集まった方を含め日本人が大半であった。まとまった講演というよりも、氏と聴衆との対話、というかたちに近かったが、間近でお話を伺えたのは光栄であった。
そしてC-function。
900人を越えるゲストが集まり大混乱した昨年の教訓を踏まえ、今年は日本人同級生のAE君、YU君を中心に計画が立てられたが、「敵」もさるもので、「早く行かないと寿司にありつけないぞ」という噂が予想以上に広まって、開場予定の8時には、警察に怒られるほどの長蛇の列が出来上がり、9時頃には2,700貫の寿司は「全滅」、手配したビールも底をつき追加注文、会場は足の踏み場もない異様な混雑ぶりとなった。10人近い体制で寿司を小皿にとりわけ参加者に提供していく我々の分業と流れ作業を見た知り合いの1年生は、「やっぱり日本のオペレーションは凄い」と興奮していた。参加者のうち少なからぬ人数が、単なる寿司目当てであった可能性も否めないが、そうであったとしても、Japanを冠するイベントにこれだけの人数が集まり、そのうちのある程度の人の日本への関心が刺激されたなら、嬉しいことである。
そして昨年同様、ほぼ飲まず食わずで働き続けた我々日本人スタッフは、パーティー終了後はへとへと。ラテン系の同級生は、なんで日本人はいつもこんなに頑張るんだ、と不思議そうにしていた。まあ、それは我々もよくわからない民族性なのだが、片付けの後にチャイナタウンの日本料理屋に移動して乾杯したサッポロ・ビールが格別の味であったことだけ付け加えておく。
皆さん、お疲れ様でした。
昨年も多くの労力を投入し、めでたく盛り上がったJapan C-functionであるが、あれからもう1年も経ったのか、そしてこうして2年目のMBAも終わってゆくのか、と時の流れを感じてしまう。
Japan Week、といっても我々が勝手に名づけているだけなのだが、C-functionにむけた景気づけと、折角なので日本のことをもっと知ってもらおう、という趣旨で、毎日ランチタイムにイベントを開催したり、校舎のロビーでTシャツ、浴衣、雪駄、団扇などを販売したり、日本人は肌寒い中を浴衣や甚平でクラスに臨んだり、というようなことをやっている。
日本人同級生のKK君と企画・運営したランチタイムのイベントでは、ゲストによる特別講演と、ビデオ上映を、それぞれ二日ずつ開催した。どの程度人が集まるか不安ではあったが、皆の協力も得て4日で延べ150名ほどを動員。スローンの中での日本への関心喚起、という目的はある程度果たせたかもしれない。
ビデオ上映は、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」の英語吹き替え版を放映。ホンダの北米進出の舞台裏と本田宗一郎の引き際を描いた「世界を驚かせた一台の車 名社長と闘った若手社員たち」と、創業間もないソニーのトランジスターラジオによる海外進出を描いた「町工場、世界へ翔ぶ」の2本で、タイや中国、インドなどのアジアからの留学生の関心を集めていた。
講演も、非常に興味深いゲストをお招きすることが出来た。
1回目は、大洋ファンドのCEOであるBrian K. Heywood氏。西海岸を拠点に日本の公開株に投資するアクティビストファンドのヘッドである。日本企業・日本経済の可能性について独自の視点で語っていただいた。
2回目は、ハーバード大学名誉教授のEzra F. Vogel氏。1979年の著書"Japan As Number One"で有名な、日本学・現代日本社会学の世界的権威である。著書が米国よりも日本で売れていることを反映してか、聴衆もスローン外から集まった方を含め日本人が大半であった。まとまった講演というよりも、氏と聴衆との対話、というかたちに近かったが、間近でお話を伺えたのは光栄であった。
そしてC-function。
900人を越えるゲストが集まり大混乱した昨年の教訓を踏まえ、今年は日本人同級生のAE君、YU君を中心に計画が立てられたが、「敵」もさるもので、「早く行かないと寿司にありつけないぞ」という噂が予想以上に広まって、開場予定の8時には、警察に怒られるほどの長蛇の列が出来上がり、9時頃には2,700貫の寿司は「全滅」、手配したビールも底をつき追加注文、会場は足の踏み場もない異様な混雑ぶりとなった。10人近い体制で寿司を小皿にとりわけ参加者に提供していく我々の分業と流れ作業を見た知り合いの1年生は、「やっぱり日本のオペレーションは凄い」と興奮していた。参加者のうち少なからぬ人数が、単なる寿司目当てであった可能性も否めないが、そうであったとしても、Japanを冠するイベントにこれだけの人数が集まり、そのうちのある程度の人の日本への関心が刺激されたなら、嬉しいことである。
そして昨年同様、ほぼ飲まず食わずで働き続けた我々日本人スタッフは、パーティー終了後はへとへと。ラテン系の同級生は、なんで日本人はいつもこんなに頑張るんだ、と不思議そうにしていた。まあ、それは我々もよくわからない民族性なのだが、片付けの後にチャイナタウンの日本料理屋に移動して乾杯したサッポロ・ビールが格別の味であったことだけ付け加えておく。
皆さん、お疲れ様でした。
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性別:
男性
職業:
経営コンサルタント
趣味:
旅行、ジャズ鑑賞
自己紹介:
世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。
ご意見、ご感想は↓まで
sloangear★gmail.com
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