「 November Lobby Sale ...感謝祭のギフトにいかが 」
今日は11月のLobby Sale。
秋学期も2ヶ月余りが過ぎ、SloanGearの運営も軌道にのってきた。売上や資金繰りなどの「数字」の面だけではなく、運営上も個々の打ち手の位置づけや先々を見据えた活動を考え、実行できるようになってきた、という意味である。
例えば、売上の柱の一つであるスローン校舎ロビーでの商品販売(Lobby Sale)も、当初は「商品を仕入れて売る」という「作業」をこなすことで精一杯であったが、需要予測から仕入れに至る作業がチームの努力で効率的に回るようになり、最近ではセールごとの位置づけ/テーマ、それに基づく商品戦略、価格戦略などが議論できるようになってきた。今回でいうと、夏物から冬物への移行、などの我々の商品ポートフォリオ上の課題への対応と、感謝祭(Thanksgiving)直前というタイミングでのギフト需要対応、次回12月のセールとのバランス、などが議論され、アクションに落とし込まれた。また、「毎月やる」という方針を維持している限り放っておいてもやってくるLobby Saleへの対応だけでなく、収入源の多角化と業容の拡大という意味で、課題となっていたOBへの訴求も具体化されてきた。インフラとしては、Zazzleという小規模オンライン小売業支援サイトを活用して、全米各地に出荷できる本格的なオンラインショップを立ち上げることができたし、またマーケティング面でも、OBとのコミュニケーションを担当しているスローンの当該部署と話し合い、彼らが発行するニュースレターへの掲載にこぎつけることができた(発行は12月9日)。
やっと多少は、会社っぽくなってきたというか、チームとしての体を成してきたかなあ、と思う。一応私がCEOなのだが、10人のチーム全員が均等に出資しているし、また皆同級生なので、「コレヲヤレ」「アレヲヤレ」と「正しい」指示をすれば組織が動くわけではなく、それなりに気を遣う。それぞれがSloanGearの経験から得たいものや、各自の学生生活の中におけるSloanGearの重みも違うし、それをとやかくいう権利はだれにもないわけで、結局はそうしたものを所与としてできることをやるしかない。かといって淡々とこなしていても自分としての学びがないので、多少いろいろなことに手を出している。去年のチームを見て、もっとできるだろう、と思ったものだが、外野からみるのと当事者になるのとの違いを今、実感している。
当事者としての苦労といえば、実に素朴な、基本的なところで未だに苦労する。
例えば天候。私が基本的に雨男なので文句は言えないのだが、Lobby Saleのたびに雨が降る。今日も雨。雨が降ると学生がロビーで屯するという意味ではポジティブなのだが、倉庫から校舎までの商品の搬送が大変。
またセールの後に毎回在庫量を把握しなければならないのだが、販売時に正確な情報を捕捉しきれないため、「当初在庫-販売量」という理論上の在庫把握では追いつかず、結局毎回売れ残りを手で数えなければならない。
こうした作業ははっきりいって面倒くさいし、そうした面倒くさい作業においてどれだけチームの士気・やる気を維持・向上させるか、という問題には、ずっと答えがみつからない。とりあえず自分が率先してやる、というくらいしか具体的な答えがなく、今のところチーム内の平等な参画という視点よりも、できる人・やってくれる人にやってもらう、という「現実的」な視点が先に立っている。後半年ほどでチーム解散とはいえ、これでいいのか、というのは常に思うが、なかなか対案が見出せていない。
と、いろいろ書いてきたが、Good Newsは、売れていること。
今のところ、去年のチームよりもお蔭様で売上は順調に伸びている。この日も30万円以上の売上が上がった。やはり売れることが、自分のモチベーションにもチームの士気にも一番効く。
皆さん、お買い上げどうもありがとうございます。
秋学期も2ヶ月余りが過ぎ、SloanGearの運営も軌道にのってきた。売上や資金繰りなどの「数字」の面だけではなく、運営上も個々の打ち手の位置づけや先々を見据えた活動を考え、実行できるようになってきた、という意味である。
例えば、売上の柱の一つであるスローン校舎ロビーでの商品販売(Lobby Sale)も、当初は「商品を仕入れて売る」という「作業」をこなすことで精一杯であったが、需要予測から仕入れに至る作業がチームの努力で効率的に回るようになり、最近ではセールごとの位置づけ/テーマ、それに基づく商品戦略、価格戦略などが議論できるようになってきた。今回でいうと、夏物から冬物への移行、などの我々の商品ポートフォリオ上の課題への対応と、感謝祭(Thanksgiving)直前というタイミングでのギフト需要対応、次回12月のセールとのバランス、などが議論され、アクションに落とし込まれた。また、「毎月やる」という方針を維持している限り放っておいてもやってくるLobby Saleへの対応だけでなく、収入源の多角化と業容の拡大という意味で、課題となっていたOBへの訴求も具体化されてきた。インフラとしては、Zazzleという小規模オンライン小売業支援サイトを活用して、全米各地に出荷できる本格的なオンラインショップを立ち上げることができたし、またマーケティング面でも、OBとのコミュニケーションを担当しているスローンの当該部署と話し合い、彼らが発行するニュースレターへの掲載にこぎつけることができた(発行は12月9日)。
やっと多少は、会社っぽくなってきたというか、チームとしての体を成してきたかなあ、と思う。一応私がCEOなのだが、10人のチーム全員が均等に出資しているし、また皆同級生なので、「コレヲヤレ」「アレヲヤレ」と「正しい」指示をすれば組織が動くわけではなく、それなりに気を遣う。それぞれがSloanGearの経験から得たいものや、各自の学生生活の中におけるSloanGearの重みも違うし、それをとやかくいう権利はだれにもないわけで、結局はそうしたものを所与としてできることをやるしかない。かといって淡々とこなしていても自分としての学びがないので、多少いろいろなことに手を出している。去年のチームを見て、もっとできるだろう、と思ったものだが、外野からみるのと当事者になるのとの違いを今、実感している。
当事者としての苦労といえば、実に素朴な、基本的なところで未だに苦労する。
例えば天候。私が基本的に雨男なので文句は言えないのだが、Lobby Saleのたびに雨が降る。今日も雨。雨が降ると学生がロビーで屯するという意味ではポジティブなのだが、倉庫から校舎までの商品の搬送が大変。
またセールの後に毎回在庫量を把握しなければならないのだが、販売時に正確な情報を捕捉しきれないため、「当初在庫-販売量」という理論上の在庫把握では追いつかず、結局毎回売れ残りを手で数えなければならない。
こうした作業ははっきりいって面倒くさいし、そうした面倒くさい作業においてどれだけチームの士気・やる気を維持・向上させるか、という問題には、ずっと答えがみつからない。とりあえず自分が率先してやる、というくらいしか具体的な答えがなく、今のところチーム内の平等な参画という視点よりも、できる人・やってくれる人にやってもらう、という「現実的」な視点が先に立っている。後半年ほどでチーム解散とはいえ、これでいいのか、というのは常に思うが、なかなか対案が見出せていない。
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男性
職業:
経営コンサルタント
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世の中を素直に見ることが苦手な関西人。
MITスローン校でのMBA、プライベート・エクイティでのインターン、アパレル会社SloanGearの経営、そして米国での生活から、何を感じ、何を学ぶのかー。
ご意見、ご感想は↓まで
sloangear★gmail.com
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